海老名の家

  1. 個人住宅
  2. 海老名の家

道路の向かい側が雑木林となっていて2階の床の高さと雑木林の地面がほぼ同じ高さになっています。道路からのプライバシーの確保及び雑木林と居住空間のつながりを考慮し、家族全員が集まるリビングを2階に設置し1階が夫婦寝室、3階に子ども室を配置しました。

2階リビングから雑木林を借景するため一つ一つの窓が借景の役割を果たすピクチャーウィンドウとしました。リビングの南側に、広いテラスを設け陽光がリビングに降りそそぎますので日中はほとんど照明をつける必要がなくなりました。2階のリビングの天井を吹き抜けとし、その吹き抜けに面して3階の子ども部屋を配置することで、2階リビングから子ども部屋の様子が分かるようになっています。今回は無垢のフローリングの塗装を我々の事務所のスタッフで行い、また玄関扉を外壁と同じ材料で製作し、2階リビングの造り付けの大きな机なども大工さんに造ってもらうことなどによりコストを下げることができました。

外部から視線がさえぎられているテラスに面して浴室を設け、大きな透明ガラスの窓からバスコートを楽しみながら入浴することができます。リビング・キッチン・洗濯場・物干し場(テラス)浴室を2階に配置することで家事の負担を軽減しています。

これらの結果、外観としてはひとつの大きな三角屋根の形となり仲の良い家族の象徴のようにも感じられる外観となっています。

Data

計画敷地:神奈川県海老名市
用  途:専用住宅
家族構成:夫婦+子ども1人
階数構造:地上3階、木造
建築面積:48㎡ 
延床面積:96㎡